ウクライナ軍、ロシア軍の貴重な自走迫撃砲をドローン攻撃で破壊

またしてもドローンが戦果を挙げる
2S23ノーナSVK自走迫撃砲を破壊
ハルキウ近郊で発見
ドローン視点の動画を投稿
敵車両が炎上
比較的珍しい兵器
軍全体で36両
BTR-80の車体がベース
主武装は120mm迫撃砲
制圧射撃用に開発
ドローン攻撃には無力
またしてもドローンが戦果を挙げる

ウクライナの第3独立強襲旅団所属の兵士がドローンを用いて、ロシア軍の貴重な兵器を破壊した。一連の戦果は動画に収められており、「Militarnyi」が報じている。

2S23ノーナSVK自走迫撃砲を破壊

破壊されたのは2S23ノーナSVK120mm自走迫撃砲だ。ウクライナ無人システム部隊のオペレーターがドローンを使って位置を特定し、第3独立強襲旅団が破壊した。

画像:Vitaly V. Kuzmin, CC BY-SA 4.0

ハルキウ近郊で発見

無人システム部隊が攻撃の様子を収めた動画をXに投稿している。そこで付された説明によると、自走迫撃砲は擬装されていたが、ハルキウ近郊で発見されたという。

画像:X @BBS3AB

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ドローン視点の動画を投稿

無人システム部隊が投稿した動画にはドローンが撮った1人称視点のものが複数含まれており、ドローンが自走迫撃砲に接近、攻撃する様子が映されている。

画像:X @BBS3AB

敵車両が炎上

動画からは攻撃に何機のドローンが用いられたのかは分からないが、敵の車両が炎上し煙を上げている様子ははっきりと映っている。

画像:X @BBS3AB

比較的珍しい兵器

「Technology.Org」によると、ノーナSVK自走迫撃砲は比較的珍しい兵器だという。2022年2月の全面侵攻開始以来、今回のものを除くと2両しか破壊されていないとされる。

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画像:X @BBS3AB

軍全体で36両

「Militarnyi」によると、ノーナSVK自走迫撃砲はロシア軍全体でも36両しか保有しておらず、うち24両が陸軍、12両が海軍によって運用されているという。この兵器の一体どこが特徴的なのだろうか。

画像:X @BBS3AB

BTR-80の車体がベース

2S23ノーナSVK自走迫撃砲はBTR-80の車体をベースにしており、さまざまな作戦行動に合わせて複数の武装を利用できるのだという。

主武装は120mm迫撃砲

「Militarnyi」はこう述べている:「2S23の主武装は『2A60』120mm迫撃砲で、7.62mm機関銃PKTも搭載している」

画像:Wiki Commons By Mil.ru, CC BY 4.0

制圧射撃用に開発

ロシア軍は2S23を制圧射撃用に開発しており、歩兵のみならず砲兵や装甲車両、司令部なども攻撃できるようになっている。

画像:Wiki Commons By Ministry of Defense of Ukraine, CC BY-SA 2.0

ドローン攻撃には無力

「2S23は近距離から事前支援無しで曲射砲撃ができるだけでなく、直射砲撃も可能となっている」と「Militarnyi」は書いている。だが、そんな2S23もドローンの前には無力だったようだ。

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画像:Wiki Commons By Smell U Later, Own Work, CC BY-SA 3.0

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