カバは走行中に離陸していた?
空飛ぶカバ?
ずんぐりむっくりとした巨体でおなじみの動物、カバ。実は空を飛ぶことができると言われてもにわかには信じがたいが、どうやら本当らしいのだ。
飛ぶというよりは浮く
英国王立獣医科大学の研究
カバが離陸することを突き止めたのは英国王立獣医科大学の研究者たちだ。ノースヨークシャーにある動物園「フラミンゴ・ランド」で飼育されているカバ2頭が走る様子を撮影し、分析を行ったのだ。
浮いている時間はたった0.3秒
BBC放送によれば、カバが小走りすると、最長0.3秒ほど4本の脚すべてが地面を離れる瞬間があるという。
アフリカ大陸の水辺に生息
ご存じの通り、カバはサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に生息する大型哺乳類だ。おもに水辺で暮らしており、とても空を飛ぶようには見えない。
意外と足が速い
『フォーブス』誌によれば、カバの体重は1,3~1.5トンに達するが、意外と足が速く、時速30キロメートル以上で走ることも珍しくないそうだ。
ライバルを追い払うため
しかし、なぜそれほど速く走る必要があるのだろうか?『ガーディアン』紙いわく、なわばりに侵入したライバルを全速力で追い払うためだ。
研究者のコメント
研究を率いたジョン・ハッチンソン教授は『ガーディアン』紙に対し、「これまで、カバに関する研究は大変でした。なかなか、間近で観察することができないのです」と説明。
とても危険なカバ
同教授はさらに、「カバはとても危険な動物であるばかりか、夜間に活動する傾向が強く、水中で過ごす時間も長いのです」とコメント。
カバの運動能力はゾウとサイの中間
ともあれ、今回の発見によって、カバの運動能力はゾウとサイの中間に位置付けられることになりそうだ。
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