トランプ前大統領は「原子力級にヘン」:トランプ氏の甥が暴露本を出版

叔父は「原子力級におかしい」
甥がインタビューで語る
トランプ家の内幕を明かす
「どの家にも変なおじさんはいる」
「身の毛のよだつようなことをする」
それでも家族
障害に苦しむ人々の声を伝える
発達障害に苦しむ人々のtameni
障害者を見捨てる発言
「息子は死なせてフロリダに来い」
差別語も口走る
ただ他人を利用している
ただの炎上商法?
叔父は「原子力級におかしい」

ドナルド・トランプ前大統領の甥、フレッド・トランプ3世がABCの番組『Good Morning America』に出演し、叔父のことを「原子力級におかしい」「残虐だ」などと形容している。大統領候補にかける言葉としてはかなり強烈だ。

甥がインタビューで語る

フレッド・トランプ3世がこのコメントを出したのは同番組内で行われたインタビューでのことだ。このインタビューは、フレッドが最近出した本に関連して行われている。

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トランプ家の内幕を明かす

フレッド・トランプ3世が出版した本は『トランプ家のすべて:どうしてこうなったのか』と題されており、トランプ家やフレッドとドナルド・トランプ元大統領の関係など「今まで語られてこなかった」ことを取り上げているのだという。

「どの家にも変なおじさんはいる」

フレッドはインタビューでこう語っている:「家族というのは複雑なものです。どこの家にも変なおじさんというのはひとりはいます。うちのドナルドおじさんの変さは原子力級ですが」

「身の毛のよだつようなことをする」

フレッドはその後、「原子力級に変」というのは具体的にどういうことかと聞かれ、ドナルド・トランプ元大統領はときどき「身の毛のよだつようなことをしでかし」ており、甥である自分のことをはっきり認識しているかもよくわからないと述べた。

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それでも家族

おじであるトランプ元大統領はフレッドに「ほんとうに恐ろしいこと」をしたのだという。フレッドはこう続けている:「叔父のしたことを考えると、『どうしてまだその人と縁を切ってないの?』と聞かれるかもしれません。それでも叔父も家族ですから。それは大事なことです」

障害に苦しむ人々の声を伝える

フレッド・トランプ3世の父親はドナルド・トランプ元大統領の兄、フレッド・トランプ・ジュニア(写真)で、1981年に亡くなっている。

発達障害に苦しむ人々のtameni

フレッド・トランプ3世によると、今回彼が本を出版するに至ったのは、発達障害に苦しむ人々の声を伝えるためなのだという。フレッド・トランプ3世の息子、ウィリアムも当事者のひとりだ。

障害者を見捨てる発言

フレッドによると、彼がホワイトハウスの叔父を訪問した際、トランプ元大統領は障害のある人々について「黙って死ねばいい」ととれるような発言をしたのだという。また、ウィリアムのために家族で拠出した医療基金が底をつきかけているということを電話で元大統領に相談した際も、同じような発言をされたとしている。

「息子は死なせてフロリダに来い」

フレッドはこう語っている:「元大統領は臆面もなく、『君の息子は君のことを認識していない。息子は死なせて、フロリダに来い』と言いました。私は『ドナルド叔父さん、それは違う。息子は私のことをわかっていますよ』と返しました」

差別語も口走る

また、フレッドは同書の他の内容にも触れている。ある章では、誰かが誤ってトランプ元大統領の車に傷を付けた際、元大統領は黒人に対する差別語を口走ったという話が描かれているようだ。

ただ他人を利用している

だが、叔父は差別主義者だと思うかと問われたフレッドは「そうは思わない」と否定している:「叔父はただ他人を利用するんです。黒人だろうがなんだろうが。小道具のように利用します。それで、その人から欲しかったもの、たとえば票とかが手に入ったら、あとは捨てるだけです」

ただの炎上商法?

トランプ元大統領の選挙チームで広報を務めるスティーブン・チャンは政治サイト「The Hill」上でフレッドの主張を否定、一連の発言は「本を買わせるための安っぽい宣伝に過ぎない」とし、フレッドの著作は「フィクションの棚で安売りされるのがふさわしい」と述べている。

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