トランプ大統領就任式でバロン・トランプが見せた変身ぶり
すでに18歳となったバロン・トランプ。父親の就任式でバロンが見せた振る舞いには、かつてのような内気な子供の面影はなかった。果たして、ドナルド・トランプ大統領のいとし子はトランプ王国の後継者になるのだろうか?
トランプ大統領の就任式について、アナリストたちの多くは君主制国家における古めかしい即位式との類似点を指摘。バロン・トランプについては、そのような即位式の中で後継者が務める役割りを果たしたと見ている。
実際、トランプ大統領は息子のバロンについて、巧みな戦略家だとコメント。トランプ大統領に対し、ジョー・ローガンが主宰するポッドキャストに出演するよう促したのはバロンだったと明かした。これによって、トランプ氏は米大統領選の際に、若年層の取り込みに成功したと見られる。
また、就任式の演説でトランプ大統領がバロンに言及すると、人々はバロンに拍手を送った。一方、バロンも握りこぶしを突きあげる「ファイト」のジェスチャーを見せ、「MAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)」を掲げる父親をアシストした。
バロンが公の場に姿を現すたびに盛り上がる話題のひとつは、彼の身長がどんどん高くなっているとことだ。『USA Today』紙によれば、現在、バロンの身長は1メートル90センチだそうだ。
子供のころは物憂げな雰囲気を漂わせていたバロンだが、今や父顔負けの自信に満ちている。
現在、バロンはニューヨーク大学でビジネスを学んでいる。
現時点でバロンの人生設計を詮索するのは時期尚早というものだろう。しかし、大学卒業後は政界でのキャリアが待っていると考えるのが自然だ。
一部の報道によれば、バロンはバイリンガルだとされている。英語はもちろんのこと、メラニア夫人の母語、スロベニア語も操るというのだ。
テクノロジー業界の大物たちのバックアップを受けて始動した“トランプ王国”。その枠組みの中で、後継者バロンがどのような役割りを果たすことになるのか、目が離せない。