メラニア・トランプ前大統領夫人はどこに?:夫の「不倫口止め料」裁判に出廷せず
メラニア夫人がドナルド・トランプ前大統領といまだに離婚していないのはおどろくべきことかもしれない。しかし、夫がアダルト映画女優と不倫した挙句、口止め料を不正に支払ったとして有罪判決を受けた今、メラニア夫人の動向に注目が集まっている。
『ピープル誌』によれば、メラニア夫人は以前からストーミー・ダニエルズ事件が風化することを望んでいたという。しかし、世界一有名な男をめぐるスキャンダルだけに、そうは問屋が卸さない。
しかし、この事件が大々的に報道され、国内外で注目を浴びるようになってしまった以上、メラニア夫人はおそらく夫に対して「腹の虫が収まらないはずだ」と伝えられている。トランプ前大統領が収監されるかどうかは今のところわからないが、選挙戦に影響が出るのは間違いない。
一方、『ヴァニティ・フェア』誌によれば、トランプ前大統領が2023年4月に起訴された後、メラニア夫人はプレスリリースから姿を消しているという。おそらく、怒り心頭なのではないだろうか。
ただし、メラニア夫人の雲隠れについてはさまざまな憶測が飛び交っている。たとえば、ホワイトハウスの元報道官ステファニー・グリシャム氏はCNN放送に対し、信じがたいことかもしれないが、トランプ一家は世間の目を非常に気にしていると述べた。
ともあれ、メラニア夫人にとって目下の関心事は息子のバロン・トランプであり、躍起になって夫のスキャンダルという火の粉を振り払おうとしている。
BBC放送によれば、メラニア夫人はトランプ前大統領がストーミー・ダニエルズ裁判で起訴された後、夫を擁護するメッセージを出したことがないばかりか、出廷することもなかったそうだ。
トランプ前大統領がストーミー・ダニエルズとの不倫に走ったのはバロン・トランプの誕生からわずか4ヵ月後だったというから、この事件がメラニア夫人にとって非常に屈辱的だったのは間違いない。
さらに、BBC放送によれば、父親の判決に立ち会ったのは息子のエリック・トランプだけで、その他の家族は渦中のトランプ元大統領と一定の距離を保っていたらしい。
トランプ政権下では夫のジャレッド・クシュナーとともにホワイトハウスの要職を務めたイヴァンカ・トランプも、ストーミー・ダニエルズ事件では公判に姿を現さなかった。
ちなみに、『デイリー・メール』紙がホワイトハウスの元スタッフ、ステファニー・ウォルコフ氏の話として伝えたところによれば、メラニア夫人は夫の性格をよく知っており、不倫についても特段驚いた様子はなかったそうだ。
実際のところ、ホワイトハウスを離れたトランプ夫妻は別々の道を歩んでいるようだ。
メディア各社はトランプ夫妻がそろって公の場に姿を見せることは滅多にないと報じている。どうやら、メラニア夫人の方はニューヨークとフロリダを往復する生活を送っているらしい。
ただし、マー・ア・ラゴのトランプ邸でハロウィンやクリスマスを祝う公開イベントが行われる際には、ともに登場するそうだ。
トランプ前大統領はメラニア夫人の不在について言い訳がましい説明をするのが常だが、それはさらに憶測をかきたてるばかりで、あまり役に立たない。たとえば、『ニューズウィーク』誌いわく、2023年の大晦日にメラニア夫人が現れなかった際には病気の母の看病をしているという説明がなされたとのこと。
トランプ前大統領の返り咲きが有力視される中、「もしトラ」が実現したらメラニア夫人もホワイトハウスに戻って来るのかどうかに世間の注目が集まっている。