世界で最も「燃え尽き症候群」にかかる率が高い都市は「東京」

「燃え尽き症候群」とは
3つの主要な症状
もっとも燃え尽きやすい都市、東京
特に危険なのは
鬱病との違いは職場環境だけが原因となること
早期発見が重要
強い不安感
イライラ感
抑鬱症状
感情の起伏がなくなる
繰り返される物忘れ
集中力の低下
計画遂行能力の低下
攻撃性の増加
引きこもり傾向
摂食障害や依存症
倦怠感と睡眠障害
めまいや頭痛
免疫力の低下
筋肉のこわばり
肌荒れ
退屈症候群も
自分の心身をケアし、必要なら医者へ行こう
「燃え尽き症候群」とは

だれもが耳にしたことがあるだろう「燃え尽き症候群」。職場の環境などが原因で起こる身体・精神症状の総称だが、具体的にはどういうものを指すのだろうか。

3つの主要な症状

慢性的な疲労やストレスをもたらす「燃え尽き症候群」。その特徴は情緒的消耗感・脱人格化・個人的達成感の低下という3つのポイントにあるという。

もっとも燃え尽きやすい都市、東京

『フォーブス』誌によれば東京は世界の都市の中でももっとも燃え尽き度が高い都市だという。

特に危険なのは

フランスのある調査によると、特に燃え尽きやすいのは若者や女性、管理職だとされる。

@Vasilis Caravitis / Unsplash

鬱病との違いは職場環境だけが原因となること

燃え尽き症候群は鬱病と近い症状を呈するが、最大の違いは前者では職業的キャリアだけが問題で、ワークライフバランスなど仕事との関わり方が原因となる点だ。

@Gabriel / Unsplash

早期発見が重要

症状の深刻化を防ぐためには早期発見と予防策が重要だ。フランスの健康メディア「サンテ・プラティック・パリ」によると、その症状には感情・認知・行動・身体の各側面のものがあるという。代表的な症状をチェックして早期発見に努めよう。

@Nikko Macaspac / Unsplash

強い不安感

最初に気にするべきなのが感情的な症状だ。燃え尽き症候群はしばしば強い不安感となってあらわれる。

@Uday Mittal / Unsplash

イライラ感

また、強いイライラ感となってあらわれることもある。激しやすくなったり、不機嫌になっていたら要注意だ。

抑鬱症状

ほかにも、いつもとは違うレベルで悲しくなるのも危険サインとされる。

@Joshua Rawson-Harris / Unsplash

感情の起伏がなくなる

また、感情の起伏がなくなってしまうこともある。これもまた気をつけるべき症状のひとつだ。

繰り返される物忘れ

次は認知的症状。物忘れが激しくなるというのも燃え尽き症候群の症状とされる。

集中力の低下

また、集中できなくなり気が散りやすくなったら、職場環境を考え直してみてもいいだろう。

計画遂行能力の低下

もうひとつ特徴的なのは、計画遂行能力の低下だ。秩序だったプランを立てて実行し、新しい知識や技能を習得するといったことが難しくなってしまう。

@Andrea De Santis / Unsplash

攻撃性の増加

行動面にも注意すべきポイントが有る。他人に対してシニカルな攻撃性を強めていたら要警戒だ。

引きこもり傾向

それとは正反対だが同じく注意を要するのが、社会から引きこもりがちになってしまうことだ。自己肯定感が下がり、自分の殻に閉じこもっていないだろうか。

@Sasha Freemind / Unsplash

摂食障害や依存症

また、摂食障害や様々な形の依存症となってあらわれることもある。

倦怠感と睡眠障害

最後に身体症状。非常に多様な症状が存在するが、もっとも顕著なのは慢性的な強い疲労感だ。これにはしばしば睡眠障害も伴う。

めまいや頭痛

めまいや頭痛といった症状も警戒するべき兆候だ。

免疫力の低下

他に病気がないのに、いつもより頻繁に体調を崩すと思ったら、職場環境に問題がないか自問してみるべきかもしれない。

筋肉のこわばり

体が凝って筋肉を痛めやすくなってしまうのも、燃え尽き症候群のせいかもしれない。

@Julien Tromeur / Unsplash

肌荒れ

また、皮膚の症状となってあらわれることもある。肌荒れは心身全体の不調のサインということもある。

退屈症候群も

燃え尽き症候群ほど知られていないが、その逆の退屈症候群というものも存在する。自身の能力を下回る仕事ばかりやっていると達成感が得られず、疎外感が高まってしまう。燃え尽き症候群ほど重篤になることは少ないが、同様に無視するべきでもない。

@Tommao Wang / Unsplash

自分の心身をケアし、必要なら医者へ行こう

こういった症状に気をつけて、自身の仕事と適切な関係が結べているか考え直してみよう。なによりも大事なのは自分の心身に対するケアを忘れず、必要な際には医療機関などから適切な助けを得ることだ。もし少しでも気になるところがあったら、一刻も早く医者にかかろう。

@Hannah Busing / Unsplash

ほかのおすすめ