世界でもっとも多くビリオネアが集まっている街は?:トップ10
世界にはさまざまな魅力をたたえた都市が無数にある。そして、ビリオネアともなれば自分が気に入った街を選ぶことができるのだ。『フォーブス』誌の最新リストによれば、資産10億ドルを越える大富豪のうち4分の1が世界の10都市に集中しているという。今回はその10の街と、各都市で一番のお金持ちについて見てゆこう。
韓国の首都、ソウルが2019年以降初のトップ10入り。市内で暮らすビリオネアは2021年より4人増え、38人となった。
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この街で一番裕福な人物は、サムソングループ2代目の李在镕(イ・ジェヨン)だ。資産は推定70億ドル。
44人のビリオネアを抱えるサンフランシスコ(昨年より4人減)。その中にはAirbnbの共同創設者3人が名を連ねている。
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マーク・ザッカーバーグ、エドゥアルド・サヴェリン、アンドリュー・マコラム、クリス・ヒューズらとFacebookを共同創設したことで知られるIT起業家、ダスティン・モスコヴィッツ。サンフランシスコ一の億万長者の座を今年も守った。純資産は推定115億ドル。
51人のビリオネアを抱えるインド第2の都市、ムンバイ。2021年から3人増を達成した。
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ムンバイ一の大金持ちは、インド最大の民間企業、リライアンス・インダストリーズの会長兼CEO、筆頭株主でもある起業家ムケシュ・アンバニ。財産は推定900億ドルに上るという。
ウクライナ侵攻の影響で急激にランクを落としたモスクワ。市内に暮らすビリオネアの数は79人から53人に減ってしまった。
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モスクワ一の大金持ちは、ノボリペツク製鉄所(NLMK)のウラジーミル・リシン会長。その資産は推定80億ドルに上るという。
コロナ禍で打撃を受ける中国だが、ビリオネアの暮らす街ランキングでは依然として上位を占めている。「中国のシリコンバレー」深圳も、59人のビリオネアを抱えて6位にランクイン(2021年から9人減)。
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深圳一の大金持ちは中国人IT起業家、馬化騰(マ―・ホアテン)。純資産は370億ドルだ。
63人のビリオネアを抱える中国経済の要、上海は5位にランクイン。
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上海一の大金持ちは、農業・化学産業の東方希望集団を率いる劉永行。資産は132億ドル。
2021年の7位からランクを上げ4位につけた英国の首都、ロンドン。世界を代表する66人の大金持ちが暮らしている。
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資産325億ドルを誇るビジネスマンであり投資家、慈善家でもあるレン・ブラバトニック。ロンドンで一番の大金持ちだ。
香港の最高級住宅にはビリオネアが68人暮らしている(2021年から12人減)。
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香港一の大金持ちは、長江実業の元会長・CEOで投資家の李嘉誠。資産は326億ドルあまりだと推定されている。
2021年にはトップを飾った北京だが、今年はひとつランクを落とし2位。市内に暮らすビリオネアは17人減って83人となった。
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北京一の大金持ちは、動画共有アプリ「TikTok」で大成功を収めた張一鳴(チャン・イーミン)。500億ドルを超える資産を保有しているとされる。
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今年、トップに返り咲いたのはニューヨーク。107人のビリオネアが「ビッグアップル」に居を構えている。
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ニューヨーク一の大金持ちは、2002年から2013年までニューヨーク市長を務めたマイケル・ブルームバーグ。資産は820億ドルにも上るという。