女性の服役囚もウクライナ名の前線へ?:ロシアの増員計画

女性服役囚も戦地へリクルート
Telegramで明かされたプリゴジンの計画
「女性も戦闘に参加すべき」
女性の囚人を派遣する方針
ウェグネル議員の求めに応じて
「戦場に赴く用意がある」
戦闘員として派遣される可能性大
服役囚のリクルート
判明したリクルートの全容
「生きて帰って来られるとは限らない」
バフムートで激戦を繰り広げるワグネル
囚人部隊は消耗品
「まるで大砲の餌食」
ボディーアーマーもヘルメットもない
人々を使い捨てに
女性囚人部隊の参戦でさらなる悲劇?
女性服役囚も戦地へリクルート

悪名高いロシアの民間軍事会社「ワグネル・グループ」。同社の創設者エフゲニー・プリコジンは服役囚たちをリクルートしていることで知られていたが、このほど女性の服役囚も戦地に派遣する意思を明かしたようだ。

 

Telegramで明かされたプリゴジンの計画

エフゲニー・プリゴジンは、スヴェルドロフスク州議会のヴャチェスラフ・ウェグネル議員との会談の中で、女性を単なる後方支援要員ではなく戦闘員としてウクライナに派遣する用意があると述べたのだ。

 

「女性も戦闘に参加すべき」

Telegramを通じて発表された声明で、プリゴジンは「まったく同感だ。看護要員や通信担当者としてだけではなく、破壊活動を行うグループやスナイパーとして女性を派遣すべきだ」とコメントしたとされている。

女性の囚人を派遣する方針

プリゴジンいわく:「我々はこの方針で行く。反対意見もあるが、乗り越えられるはずだ」

ウェグネル議員の求めに応じて

プリゴジンのコメントは、スヴェルドロフスク州ニジニ・タギル市で女性囚人のグループと面会したウェグネル議員の説明に応じたものだ。

「戦場に赴く用意がある」

ウェグネル議員によれば、その女性囚人グループは「通信士官や軍医、看護要員として、特別軍事作戦が行われている地域に赴く用意がある」という。

戦闘員として派遣される可能性大

しかし、ワグネルを率いるプリゴジンは、彼女たちに後方支援以上の役割を期待しているようだ。

服役囚のリクルート

プリゴジンが服役囚のリクルートを開始したのは2022年9月、ロシア軍の著しい兵士不足が判明した頃だ。

 

判明したリクルートの全容

エフゲニー・プリゴジンらしき男がヨシュカル・オラ市の刑務所で無数の服役囚たちを相手に、ウクライナで6ヵ月間戦闘に従事すれば赦免すると語りかけるリーク映像は人々の耳目を集めることとなった。

「生きて帰って来られるとは限らない」

プリゴジンらしき男は映像の中で「お前たちは我々と何も変わらない。生きてここから出してやるが、生きて帰って来られるとは限らないだけだ」としている。

 

バフムートで激戦を繰り広げるワグネル

ワグネル・グループは2022年5月以降、ドネツク州の要衝バフムートで激戦を繰り広げており、この街を巡る戦闘による犠牲者数は他地域と比べて突出している。

 

囚人部隊は消耗品

2022年11月には、ウクライナのアンドリー・イェルマーク大統領府長官がロシア囚人部隊の実情を暴露。ロシア各地の刑務所からワグネルにリクルートされた囚人たちは、適切な装備品を与えられないまま戦場に派遣され、消耗品として利用されているとした。

 

「まるで大砲の餌食」

Telegramチャンネルでイェルマーク大統領府長官は、「彼らは武器なしで配備されており、まるで大砲の餌食です」とコメント。

 

ボディーアーマーもヘルメットもない

「そして、『ラクダ』と呼ばれる部隊が突撃命令の直前に武器を届けると、機関銃を手に入れた囚人兵たちはボディーアーマーやヘルメットなしで我々の陣地に突っ込んでくるのです」

 

 

人々を使い捨てに

「このような事態はバフムート周辺で毎日繰り返されています。ワグネルは我々の防衛力を削ぐため、何百人もの人々を使い捨てにしているのです」

女性囚人部隊の参戦でさらなる悲劇?

リクルートされた女性服役囚たちが、どのような形で参戦するのかは今のところ不明だ。しかし、男性の囚人部隊が最前線で使い捨てにされているところを見ると、同じような境遇に陥るであろうことは想像に難くない。

 

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