2023年にロシアがウクライナに対して実施した空爆と多連装ロケットシステムによる攻撃の回数
ロシア軍は2023年、度重なる空爆と多連装ロケットシステム(MLRS)をもちいたロケット弾攻撃を異常な回数実施した。その合計数は、想像を超えるものである。
ウクライナの戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターは、2023年にロシアが行ったすべてのロケット砲と空爆による攻撃の記録をとっている。
戦略コミュニケーション・情報セキュリティーセンターが集めた情報は、ウクライナの人気テレグラムチャンネル「UA Wargraphics」が取り上げ、ウクライナに加えられた攻撃の総数を示す一つの指標として受け止められている。
2023年の全体の記録を見る前に、まずは月ごとの記録と、その月の空爆がもたらした被害の一例を示す写真をあわせて見ていこう。
空爆:592回
多連装ロケットシステム(MLRS)による攻撃:2,139回
空爆:578回
MLRSによる攻撃:1,822回
空爆:831回
MLRSによる攻撃:2,034回
空爆:1,009回
MLRSによる攻撃:1,496回
空爆:1,611回
MLRSによる攻撃:2,053回
空爆:1,393回
MLRSによる攻撃:1,792回
空爆:1,432回
MLRSによる攻撃:1,833回
空爆:1,683回
MLRSによる攻撃:1,906回
空爆:1,905回
MLRSによる攻撃:1,491回
空爆:1,839回
MLRSによる攻撃:1,690回
空爆:1,454回
MLRSによる攻撃:1,797回
空爆:1,558回
MLRSによる攻撃:2,132回
ロシアは2023年にウクライナ国防軍とウクライナの都市を標的として、あわせて1万5,885回の空爆を実施し、その中にはプーチン大統領自慢の空中発射弾道ミサイル「Kh-45M2 キンジャール」の使用も含まれていた。
ロシアは2023年にウクライナ国防軍とウクライナの都市を標的として、合計2万2,185回のMLRS攻撃を実施した。ただし、この数はあくまで攻撃の総数であり、使われたロケット弾の数でないことには注意が必要だ。