96歳で崩御した英女王エリザベス2世

歴史に刻まれた9月8日
70年の在位期間
公式声明
9月8日:飛び交った憶測
医師の管理下
バルモラル城に向かったロイヤルファミリー
逝去の2日前に新首相を任命
バルモラル城に向かった子供たち
トラス新首相も懸念
女王と王室一家への思い
「快適に過ごして」いた女王
エリザベス2世に捧げる祈り
定例会議を欠席
在位70年
女王の邸宅、バルモラル城
次の世代へ
フィリップ殿下との別れ
新国王
歴史的瞬間
歴史に刻まれた9月8日

2022年9月8日、歴代最長の在位期間を誇った英女王エリザベス2世が英北部スコットランドのバルモラル城で崩御した。この日、女王の健康状態の懸念が発表されたことを受け、王室一家がスコットランドへと向かった。

70年の在位期間

エリザベス2世の在位期間は歴代最長となる70年。英王室は、女王の死去を受け、長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子が新国王に即位したと発表した。

公式声明

英女王エリザベス2世が96歳で死去したというニュースは、英王室の公式声明により伝えられた。

9月8日:飛び交った憶測

9月8日、スコットランドのバルモラル城で女王が医師の管理下に置かれたという英王室の発表があったことから、英国の各メディアはこぞってエリザベス2世の健康に関する懸念に紙面を費やしていた。

医師の管理下

9月8日、英王室は「今朝さらに診察した結果、担当医師は女王陛下の健康状態を懸念し、医師の管理下に入るよう勧めた」という声明を出していた。

バルモラル城に向かったロイヤルファミリー

『タイムズ』紙によれば、女王の容体について通知を受けたチャールズ皇太子とウィリアム王子は直ちに英王室の夏の離宮であるバルモラル城に向かったという。

逝去の2日前に新首相を任命

エリザベス2世は9月6日、ボリス・ジョンソン元首相の後継者としてリズ・トラス氏を新首相にこの城で任命したばかりだった。このときの女王は少しやせてみえたが、その年齢を考えればかなり元気にしているようだった。

バルモラル城に向かった子供たち

英国の『デイリー・ミラー』紙は、チャールズ皇太子を始め、アン王女、エドワード王子、アンドリュー王子など、エリザベス女王の子供たちが邸宅に集まったと報じた。

トラス新首相も懸念

エリザベス2世の容体がきわめて不安定であったことは、リズ・トラス新首相がこの日の午後に投稿したツイッターでも明らかにされている。

女王と王室一家への思い

リズ・トラス新首相は自身のツイッターアカウントを通じ、「現在私の思い、そして英国の人々の思いは、女王陛下とそのご家族と共にあります」と述べた。

「快適に過ごして」いた女王

バルモラル城でエリザベス2世を診ていた医師はその健康状態について詳しくは語らなかったが、英王室は女王が「快適に過ごして」いたと、苦しみに見舞われていなかったことを伝えている。

エリザベス2世に捧げる祈り

カンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビー )写真)は、「神の存在が女王陛下とその家族、そしてバルモラルで看護にあたっている人々に力を与え、慰めとなりますように」と述べた。

定例会議を欠席

リズ・トラス氏を新首相に任命した火曜日以来、エリザベス2世は定例会議の一部を欠席していた。

在位70年

英国市民にとり、エリザベス2世が崩御し、70年という歴代最長の在位期間が終わったことはほとんど信じられないことに違いない。

女王の邸宅、バルモラル城

エリザベス2世は今年7月から夏の離宮、バルモラル城に滞在していた。

次の世代へ

近年、エリザベス女王は公務から少しずつ身を引き、次世代の王室ファミリーにバトンを渡しつつあった。

フィリップ殿下との別れ

この1年間はエリザベス女王にとってかなり過酷なものだった。パンデミックによる孤独感、英国の欧州連合離脱、王子たちのこと、アンドリュー王子のスキャンダル、ハリー王子とメーガン妃との確執の噂、さらに偉大な伴侶であったフィリップ殿下を亡くしていたのだ。

新国王

エリザベス女王の崩御を受け、王位継承順位1位のチャールズ皇太子が73歳で国王に即位した。

歴史的瞬間

英国が歴史的な瞬間を迎えていることは間違いない。女王の死により、1956年のスエズ戦争、さまざまな政治対立や紛争、喜びや悲しみ、世界各国に影響を与えたパンデミックなどに象徴される、ひとつの時代が終わりを告げたといえるだろう。

 

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